満願寺

位置的には宝塚市域なのですが、この一帯だけが川西市という「飛び地」で、このバス停はそんな飛び地にあります。
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雲雀丘花屋敷駅を出たバスはここ満願寺までひたすら登り、長尾台で川西市に入って一転下り坂になったその「底」に着きます。
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もちろんバス停名は、ほど近い神秀山満願寺真言宗)から来ており、開祖は勝道上人が奈良時代にこの地に創建したとされています。
山門のくぐり口の円形がそれらしい雰囲気を醸し出しています。
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始発はこのバス停からも見える愛宕原ゴルフ場で、緩い坂の向こうに発車待ちのバスが見えるくらいです。
バス待ちの客は慌てることもなく、気長にやってくるのを待っているかのようで、静かな門前町らしい風情を見せてくれます。

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