先ほどの竹野口バス停に続いて、同社の拠点のあるところの「ターミナル」です。
今の今まで「ひやま」と呼んでいたのですが、看板を見て「ひのきやま」である事を知って恥ずかしい思いに・・・
バス停全景。
営業所を併設し、深い屋根に何台かは縦列で停車できそうなバスレーンを持ち、待合所も完備していることから国鉄時代は「自動車駅」だったのかも知れません。
ターミナル横には、同社の京丹波営業所が広がっており園福線の運行を一手に引き受けている。といっても路線は一本だけのためバスの数は相対的に少なく、ガランとした広い構内ばかりが目立っています。
待合室の上に掲げられた路線図。
かつてはあばら骨のように支線がいくつもあったと聞いていますが、シンプルな構成にこれでもかと言わんばかりに全停留所を載せているあたりに、この路線へのある種の「愛着」のようなものを感じました。
きっぷ売り場かな、と思ってたらこちらは京丹波町の町営バスの施設でした。
描かれているボンネットバスはさすがに現役ではないでしょうけど、如何にも町営バスらしさを表しているようで興味深く拝見。
この路線網もかつてはJRバスのものだった路線がいくつかあるんでしょうね・・・
撮影していると、ちょうど園福線の後を襲う中京交通の路線バスが「教習中」の幕を出して、4/1からの本番に向けてリハーサルに余念がない様子で同社のバス停に乗り入れていました。
85年の歴史を持つ路線の「襲名」は、過疎地の運行という「超難題」を抱えての出発になりそうな予感がしますが、新たな「園福線」の歴史を刻む中京交通の奮起に期待したいところです。