池袋の隣、ということもあって喧噪とは対照的な静かな街ですがどことなく懐かしいような雰囲気があるのがここ大塚駅のターミナルです。
懐かしさの正体は、早稲田と三ノ輪を結ぶ東京さくらトラム(都電荒川線)かもしれません。あれだけ路面電車の廃止の波を躱し都内で僅かに残った都電が、今や公共交通機関としてばかりでなく「観光資源」的な観点からも注目されており、地元の足であると共に外から来た人にはノスタルジックな雰囲気を手軽に楽しめる乗り物として知名度を上げています。
そんな空間に横付けされるように設けられたバスターミナルはあくまで都電の「脇役」的な存在に徹しているかのようで、目立たずかつ要所要所は抑えるしっかり者というポジションで今日も都電と「共演」しています。
【バス停データ】
大塚駅(おおつかえき)
豊島区南大塚3丁目
山手線と都電荒川線乗り換え。都02と上60系統が発着します
(令和元年6月12日訪問)