もともと国内線の空港としての側面が強かった福岡空港ですが、近年はアジア地区からの国際線が充実し、外国人観光客が増えたことから国際線ターミナル発着のバスが拡充されています。
とはいうものの、羽田や関空に比べるとひっきりなしに人があふれている風でもなく、航空便の発着前後は混雑するもバスが出たあとは御覧のようにひっそりとした雰囲気につつまれます。
国内線と国際線ターミナルを結ぶシャトルバスが定期的にやってきますが、降りた客がターミナルに吸い込まれた後は、客のあてもない時間が続き時間になったら特に何のイベントもなく発車・・・九州随一の国際空港に似つかわしくない光景がそこにあります。
しかし、言い換えればこの静寂は到着した観光客にはここでこれからの旅の高揚感をひとまずクールダウンし、故郷に帰る客には現実へ帰ってもらうために今一度の振り返りの時間を与えてくれているように見えます。
【バス停データ】
福岡空港国際線ターミナル(ふくおかくうこうこくさいせんたーみなる)
国内線ターミナルシャトルの合間を縫って大分や湯布院といった観光地からの高速バスが立ち寄る一方で、西鉄大橋駅や博多駅といった福岡市内向けの路線も発着します。
(平成31年4月13日訪問)