黄色い屋根のバスターミナルに、薄汚れた三角屋根の駅舎・・・今でこそレトロを感じさせる佇まいではありますが、昭和年間に開通した神戸市営地下鉄の駅としては最先端を感じさせる造りでした。
北区のように大々的な開発はここ妙法寺界隈では見受けられませんが、それでもいくつもの団地が造成されそれに伴いバス路線と地下鉄駅を結ぶ系統が、ここ妙法寺駅を起点にいくつも設けられました。今はかなり整理されガランとした待機スペースばかりが目立つようになりましたが、それこそ開業当初は今よりも多くのバスがこのターミナルの中を闊歩しておりました。
神戸市内の団地の中ではベテランの部類に入った妙法寺界隈。そこに佇むこのターミナルも昔日の賑やかさを懐かしむよりは、新たな道(神姫バスの乗り入れ)を模索することを選んだようで、時代に即した姿に変わりつつあるように見受けられます。
【バス停データ】
妙法寺駅前(みょうほうじえきまえ)
神戸市須磨区横尾一丁目
須磨地区の団地のフィーダー路線が集まる。最近になって神姫バスも路線を持つ。
(平成30年5月4日訪問)