団地、と聞いて関西人である僕は千里ニュータウンのような大規模なマンション群を思い浮かべるのですが、実際にはここ土井団地のように一戸建て住宅が取り囲んでいる状態であることを「団地」と呼んでいるようです。
その中心にある土井団地バス停は、天神を走る西鉄バスの行先表示で一度は目にしたことが多いかと思われます。それが証拠にここから南へ2キロほど下ったあたりには西鉄バスの土井営業所があって、運行拠点としての体裁を整えております。
そんな土井団地バス停ですが2台も入れば満杯の転回場的なところで、乗務員さんもここにバスを付けたら一息入れるために休憩場所へ行き、あとは無人のバスが佇むだけ・・・という極めて長閑な風景が展開されます。
喧噪渦巻く天神と、どこまでも長閑な土井団地・・・これほどまでに両極端な風景が同時に存在する路線を擁する西鉄バスの奥深さを感じたひとコマです。
【バス停データ】
土井団地(どいだんち)
福岡市東区青葉6丁目
見た目の静寂さとは違い、天神方面への路線が多数設定されるターミナル的存在
(平成30年8月24日訪問)