ここにやってくる系統は4系統と40系統の2本ですが、共通して言えることは両系統とも「循環路線」であるという事です。そしてその循環する輪っかの付け根(ラケットの付け根を想像すれば判り易いと思います)にあたるのがこの丸山バス停です。
長田の住宅地からひたすら駆け上がり、そして循環を終えた便はここからジェットコースターのごとく坂を下っていきます。そのギャップを楽しむだけでもここに来た価値はあると思います。そんなジェットコースターの頂上部にぽつんと佇むこのバス停は、お世辞にも広いとは言い難いスペースにあって、ほぼ10分おきにすれ違うため常に上りと下りがこのバス停でひしめきあっています。
ここから神戸の市街地方向の眺望は山が邪魔をして望むことはできません。しかしこうしたせせこましいところを身を寄せ合いつつすれ違いながら走る、というのも神戸市バスの隠れた「見せ場」になっています。
【バス停データ】
丸山(まるやま)
神戸市長田区丸山2丁目
長田神社経由と熊野町経由の2系統が神戸駅と結んでおり、これだけ狭いながらもフリークエントは高く設定されています。
(平成30年5月4日訪問)
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改めて最近のフォーマットで書きたくなったので、久しぶりに立ち寄りました。
旧タイプの電照式です。
神戸駅方面行き。
同局の標準的な屋根が付いています。
前後は坂だらけのこの辺りで唯一の「平地」で、コンビニもあってまさにオアシス的な雰囲気です。
向かいのバス停とは若干離れており、
大日丘方面行き。
昔懐かしい木製のポールスタイルです。今や仮設でしか見れなくなったタイプですが、定期路線にもまだ残ってるんですねぇ…
循環区間の「要」となるバス停なので、これから循環区間に「入る」バスと循環区間から「出てきた」バスとが、まるで「邂逅」してるかのような雰囲気ですれ違うのを見ることが出来ます。
【令和4年11月20日再訪問】