このバスターミナルを見ての最初の一言・・・「僕の知っている飯塚バスターミナルじゃない」
それはさておき、時代のトレンドと申しますかバスターミナルだけが新しくなるという事例は少なく、そこに何がしかの付加価値を付けて改修されるという事が多いように思われます。ここ飯塚ではそれが住居と医療という2つのカテゴリを同居させたものになっており、単にバスを乗り降りするだけでなくそこに安心感を持たせた、という事なのでしょう。
懐古主義者にはあの煤けたターミナルが懐かしく、真新しいターミナルにラップする一方で、地方とて不便のままだと街全体が先細りするのは必須・・・言い換えればトレンドがノスタルジィを上回った結果がこの飯塚バスターミナル、と言えます。
バスターミナルともマンションともつかない建物を眺めていると、自分がどんどん置き去りにされていくような錯覚に囚われ、一抹の寂しさを感じます。
【バス停データ】
飯塚バスターミナル(いいづかばすたーみなる)
飯塚市吉原町一丁目
バスターミナルと医療機関、マンションの複合施設、といった筑豊でも珍しい試みを持っています。福岡行きの特急バスをはじめ飯塚近郊の市内路線がすべて集まります
(平成30年3月30日訪問)